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【いちのいで会館】別府市街が一望できるコバルトブルーの露天風呂

おんせん県大分の中でも、特に知名度の高い温泉地といえば”別府市”を挙げる方が多いのではないでしょうか。
今回はそんな別府市にある『いちのいで会館』をご紹介したいと思います。

アクセス

別府駅からは、およそ2km。
別府駅西口から出て、青山通りを1.5kmほど進み左折。一ノ出通りとの交差点で右折し、朝見川にかかる一の出橋を渡ります。
橋には『いちのいで会館』の看板も出ていますよ。

橋を渡ってすぐ、また『いちのいで会館』の看板が立っているところを左折し坂を250mほど登っていきます。

住宅街の中を通るため少し心配になるかもしれませんが、登り着いた先に『いちのいで会館』があります。

駐車場は建物の前に3台ほど。

土日祝日は建物奥の20台ほど駐車できるスペースが開放されます。

『いちのいで会館』について

今から58年前にこの場所で温泉を始めた『いちのいで会館』。名前は”一ノ出”いう地名にちなんでつけられました。

その後、「有限会社いち乃いで」として仕出しやお弁当の配達を行うようになり、大分ならではの食材を使った手作りのお弁当はスポーツ大会や集会、法要などで多くの方に利用されており美味しいと評判です。

仕出し屋として2階の食事処で食事をすると温泉に無料で入ることができるシステムを取っていましたが、2024年5月時点では食事処は休業しており、料金700円で温泉入浴のみ可能です。
仕出し・お弁当の配達は行なっているので、ご利用の方は「有限会社いち乃いで」までお電話またはFAXでご連絡ください。

また、有限会社いち乃いで代表の志賀晴香さんは「食べることは生きること」をコンセプトに学校等で講座も開いており、現在は地元の高校生と地域を盛り上げる活動に取り組んでいるそうです。

2025年には湯治宿泊施設として旅館「一乃泉出会館」のオープンも予定しているので、『いちのいで会館』HPにて最新情報をチェックしてみてくださいね。

受付と料金について

受付は建物1階で行います。
入湯料は、 大人700円、4歳から小学生までの小人300円、3歳未満無料となっています。

入り口にはその日利用できる温泉と温度が記されています。
偶数日は、男性が「景観の湯」。女性が「上の湯(家族風呂)」。奇数日は女性が「景観の湯」、男性が「上の湯(家族風呂)」です。

ここで入浴料の支払いや脱衣かごのレンタルを行います。
脱衣かごは入浴後もこちらの受付に返却をしてください。

また、受付ではフェイスタオルの購入ができる他、温泉道入湯記念印を押す場所も設けられています。

お風呂について

『いちのいで会館』にある温泉は、すべて露天風呂です。
以前は「景観の湯」と「金鉱の湯」を男女日替わりで利用していましたが、大雨などの影響で現在「金鉱の湯」は閉鎖中。
家族湯を大浴場「上の湯」として使っています。

受付で料金を支払ったら、建物右の道を進み温泉へ向かいます。
事前に代表の志賀さんから“ワイルドな温泉”だと伺っていたのですが、自然の中を歩いて温泉を探す道中がまさにそれ。
思わずワクワクしてしまうような道です。

「上の湯(家族風呂)」は「景観の湯」の上にあるため、「上の湯(家族風呂)」へ向かう場合も「景観の湯」の看板が建てられている方向へ進みます。

景観の湯

坂の途中にある「景観の湯」はこちら。この日は女性が使用する日だったので、入り口の看板が女性用になっています。
どちらだったか忘れた場合は、それぞれ入り口の看板でご確認ください。

こちらが脱衣所。中は広々としており、裸電球が味を出しています。


「景観の湯」の露天風呂は3つ。
この日利用できる2つのお風呂には噂に違わぬ”コバルトブルー”のお湯が溢れています。

そして「景観の湯」から望む景色がこちら!
グローバルタワーや別府タワーまで見渡せるんです。

上の湯(家族風呂)

「上の湯(家族風呂)」は「景観の湯」のさらに上。

こじんまりとした可愛い脱衣所で着替えます。

「上の湯(家族風呂)」の露天風呂は3つ。
この日はその内2つがいっぱいになっていました。

「景観の湯」のから更に登った場所にある「上の湯(家族風呂)」からの眺めはこちら!
この日もうっすらと見えていたのですが、もっと景色がいい日には愛媛県まで見渡せるそう。
夕方、オレンジフェリーが汽笛をあげて出航する様子がとても素敵なのだそうです。

泉質と特徴

泉質は、ナトリウム・塩化物温泉。
神経痛や筋肉痛、関節痛などに効能があります。

そしてなんといっても特徴的なのは珍しい”お湯の色”!
青い色の有名な温泉といえば「海地獄」ですが勿論観光用なので入浴することはできず、実際に入ることができる”青い温泉”はとても貴重なのです。

そんなコバルトブルーがなんとも美しい『いちのいで会館』ですが、実は温泉が地上に湧きだした際は無色透明なんです。


天候や気温によって見え方が変わることもあるのですが、一番大きな要因は“時間”なのだと言います。

『いちのいで会館』のお湯は、シリカと呼ばれるメタ珪酸が多く含まれています。
そのシリカが時間を追うごとに結晶化していき、その結晶に光が反射・吸収されることで色あいが徐々に変化していくのだと言います。
なので、お湯をはってから経過した時間によって、以下のように色が濃く変化していくそうです。

タイミングによっては色が濃く出ていない場合もありますが、それでも別府市街地を一望できるロケーションは最高です。
みなさんも是非、景色の良い『いちのいで会館』で自然に包まれた珍しいコバルトブルーの温泉を楽しんでみてはいかがでしょうか。

情報はこちら


店名 いちのいで会館
住所 大分県別府市上原町14-2
定休日 12月30日/12月31日 ※詳しくはHPをご確認ください。
営業時間 平日11:00-17:00(最終受付16:00) / 土日祝10:00-17:00(最終受付16:00)
電話番号 0977-21-4728
FAX 0977-23-0188
HP / Instagram HP https://ichinoide-kaikan.jimdofree.com/
Instagram https://www.instagram.com/ichinoide_kaikan/
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