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別府市の水道水源の一つにも指定されている滝【乙原の滝】

大分県は温泉だけではなく、綺麗で美味しい“水”の豊かな地域としても有名です。
ということで今回は、別府市の水道水源にもなっている『乙原(おとばる)の滝』をご紹介します。

アクセス

乙原の滝に専用駐車場はありませんので、ラクテンチの乙原ゲートを目指します。
別府駅西口からはおよそ5kmほど。観海寺入口交差点を左折し、観海寺橋を渡ります。
そのまましばらく坂道を登ると、野生の鴨との出会いも。

左手にラクテンチが見えてきたら、そのまま看板に従って300mほど進み入園ゲートまで行きましょう。


右に乙原の滝、左にラクテンチの駐車場看板が見えてきます。

車はこのあたりの駐車場に止め、さらに先にある入園ゲートで300円の駐車料金を支払いましょう。

駐車料金を支払う入園ゲートはこちらです。

乙原の滝まで

乙原の滝までは入り口の看板から徒歩15分ほどかかります。
途中から山道となりマムシも出る可能性があるということなので、長袖長ズボン歩きやすい靴という格好が望ましいです。

民家の間を通り、しばらくコンクリートで舗装された道を歩きます。

右側を流れる水路は、乙原の滝から繋がるものらしく澄んだ水が美しいです。
また崖下は渓流となっており、植物や野生動物など豊かな生態系を育んでいます。

山道に沿ってある石垣の一部は輝石安山岩(きせきあんざんがん)と呼ばれる火山岩でできています。
輝石安山岩は、輝石というカルシウム・鉄・マグネシウムなどの珪酸塩類から成る鉱物を斑晶として含む火成岩の一種で、“別府石”の一つとしても市民に親しまれています。

舗装された道を5分ほど歩くと、山道に入ります。
地震などの影響で落石や倒木もあるため、気をつけて進んでください。

少しひらけた場所に出ると、頭上に高速道路が見えます。

そのまま坂道を進むと、登り着いたところに看板が見えてきます。
この看板が見えれば、乙原の滝まであともう少し!

橋の手前はぬかるんでいることが多いので、雨の日の後などは滑らないよう注意してください。

石碑と別府市の看板の先から滝が見えます。
乙原の滝は別府市の水道水源にも指定されているので、付近を汚さないようにしましょう。

乙原の滝

落差60mと30m、2つ並んだ滝の総称が『乙原の滝』です。
滝の流れ落ちはじめるとこに湧水口があり、そこから湧き出た地下水が直接滝壺に流れ落ちているそうです。

また乙原は昔、八幡朝見神社の領有する地域だったといわれています。
乙原の滝に関してはいくつもの伝説が残されており、今も語り継がれています。

戦前には滝の辺りに観光で訪れる人たちに向けた売店などが並んだ時期もあったそう。
流れ落ちる水勢の音が聞こえるので“音原”と表記することもあったと言われており、私も滝壺から離れた場所で写真を撮影していたのに水飛沫がカメラにかかるほどの勢いに驚きました。

みなさんもマイナスイオンあふれる神聖な別府市の穴場『乙原の滝』で、ハイキングと美しい自然を楽しんでみてはいかがでしょうか。

情報はこちら

 

場所 乙原の滝 住所 大分県別府市別府
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