大分のすこ〜し気になる話題を届けます │ 記事は毎日更新中

由布市庄内町にある旧大津留小学校を使った【おおつる交流センター・おおつるカフェ】

近年、児童・生徒数の減少により日本中で小規模校の統廃合が加速化しています。
そんな中、”廃校舎の利活用”が一つの大きな課題となっているのをご存知でしょうか?
今回はそんな課題に立ち向かい、由布市庄内町にある旧大津留小学校の校舎を「交流の場」として成功させている『おおつる交流センター』と、その中にある『おおつるカフェ』をご紹介します。

アクセス

『おおつる交流センター』があるのは由布市庄内町東大津留。旧庄内町立大津留小学校です。

大分駅から国道210号を経由し、車でおよそ40分の場所にあります。

↓大分県立由布高等学校/大分市方面

↓別府市方面

運営について

2016年に閉校した庄内町立大津留小学校。

2017年に発足した「大津留まちづくり協議会(現在会員27名)」が、『おおつる交流センター』と名付けられリフォームされた大津留小学校に事務局を置き、2018年から運営を始めました。
※写真は今回お話を伺った「大津留まちづくり協議会」役員のお二人

「大津留まちづくり協議会」では、毎月第4日曜日の9時から13時に開催される「おおつるマーケット」の他、『おおつるカフェ』の運営、夏祭りの実施、広報誌「よろーえ」の発行などに取り組んでいます。
今年の「おおつる夏祭り」は2024年8月24日(土)17時から予定しているということです。
「おおつるマーケット」や「おおつる夏祭り」についての情報は、大津留まちづくり協議会のFacebookやInstagram、ホームページでご確認ください。

大津留まちづくり協議会HPはこちら↓

大分県由布市庄内町大津留(おおつる)地区は、柚の木、小挾間、影戸、瀬口、中尾、宗寿寺、竹の中の7地区で構成され自治委員会…

『おおつる交流センター』について

『おおつる交流センター』は3階建となっています。
この日は2023年4月より行われているイオン九州初の「移動販売」車が来ていました。

また、玄関前には大津留地域の方々が育てた野菜の無人販売所も。

見たことのない野菜もある上に、破格のお値段です。

無人販売所やイオンの移動販売など、『おおつる交流センター』は地域住民の皆さんの生活になくてはならない場所になっています。

そんな『おおつる交流センター』建物入口はこちら。
開館時間は午前9時から午後4時です。

扉には、”焼きたて・作りたて・揚げたて”の3たてにこだわった美味しいパンが人気の別府市にある「石窯パン工房mocomoco(モコモコ)」の販売日も記されていました。

1階

1階には大津留まちづくり協議会事務所と、後ほど紹介する『おおつるカフェ』、その隣に「竹の中神楽座練習場」があります。
約百年の伝統を引き継いだ「竹の中神楽」は、年越しでの初舞を始め、県内各地の神社の大祭や、地域の祭り・敬老会、施設訪問も行っています。
庄内町神楽殿で5〜10月の第3土曜日に行われる庄内神楽定期公演にも出演していますので、詳細は「竹の中神楽」Facebookにてご確認ください。

竹の中神楽保存会 - 「いいね!」621件 - 明治35年西大津留神楽団として発足。大分県由布市庄内町大津留地区を拠点に…

また、「竹の中神楽座練習場」奥には第1・2・3水曜日の11時から13時限定でオープンする「おいちゃんうどん」があります。

【おいちゃんうどん】についての記事はこちら↓
関連記事

みなさん、"うどん"はお好きですか? 今回は2024年7月3日に本格オープンした『おいちゃんうどん』をご紹介します! 場所 『おいちゃんうどん』は由布市庄内町の「おおつる交流センター」1階で、第1・第2・第3水曜日に営業を行なっていま[…]

2階

2階には、竹細工の作業室が。

竹細工といえば別府市を思い浮かべる方が多いと思いますが、実は庄内町も「庄内青竹細工」と呼ばれる竹工芸の有名な場所なんです。
庄内竹細工の特徴は、「職人が自ら山で選び切り出した青竹を使い、道具としての竹籠を作る」という点。

こちらでは、竹細工教室も行っており初心者でも気軽に「庄内竹細工」に挑戦することができるようになっています。

3階

3階には竹細工職人の作業室があるほか、「いいねバザー」も開催されていました。

こちらでは、販売されている商品に対して1円から自分で好きな値段を付けて購入ができるようになっています。

洋服や日用品など多種多様なものが揃っているので、掘り出し物が見つかるかもしれません。
「いいねバザー」で出た売上は、大津留地区のまちづくりに使用されるということです。

『おおつるカフェ』について

さてここからは、玄関を入ってすぐの場所にある『おおつるカフェ』について詳しくご紹介していきたいと思います。

『おおつるカフェ』の前にはメニューの看板が立っていました。
なんと「いつものコーヒー」の値段は100円。毎日通えちゃいますね。

店内には、テーブル席が4卓と、雑貨や食品など色々な商品が並んだ棚があります。

中には小学校の机をそのまま活用したテーブル席もありましたよ。

席からは校庭が見えるようになっています。

木の温かみを感じる商品の陳列棚は、全て大津留まちづくり協議会のみなさんの手作りなんだとか。

勿論、並んでいる品物も大津留地区のみなさんにより用意されています。

また先ほどご紹介した庄内青竹組合の方々が作った「庄内青竹細工」もこちらのカフェで購入することができるんです。

作品には、作家の方のお名前や紹介もされており、作り手の顔を思い浮かべながら素敵な「庄内青竹細工」を手にすることができます。

メニュー

テーブルに置かれたメニューには、入口の看板に書かれていたものの他に「ぜんざいセット(300円)」などもありました。

私は今回、大津留まちづくり協議会の方におすすめしていただいた「おおつるブレンド(300円)」と、「もっふる(150円)」!?をいただいてきました。

おおつるブレンド

まず「おおつるブレンド(300円)」なのですが、こちらで使われている豆は、由布市挾間町にある人気自家焙煎珈琲店「TOAST COFFEE ROASTER(トストコーヒーロースター)」とコラボしたもの。

 

この投稿をInstagramで見る

 

(@toastcoffeeroaster)がシェアした投稿

「TOAST COFFEE ROASTER」の記事はこちら↓
関連記事

スペインのアーモンドを使用した、日本でも珍しいカフェ お店に入った瞬間に、アーモンドとコーヒーの香りが広がり、お店の方が優しく迎えてくれました。席は、3人掛けが4席ほどの落ち着く空間であり、平日のお昼でもすでに満席でした。お店の方[…]

深煎りのコーヒーは本当に300円でいいんだろうかと心配になるほど香りがよく、すっきりした苦味も相まって、ゆっくり飲みたいのについゴクゴク飲んでしまう美味しさでした。

もっふる

続いては気になる「もっふる(150円)」
正体は、お餅をワッフル型で焼いたもの。味は、「黒糖」「塩」「唐辛子パウダー」の3種類から選べます。

お餅は、大津留産の餅米を使っているだけではなく、大津留の方々がついたものなんだそうです。

また、無農薬「唐辛子パウダー」も同じく大津留産。

ということで、私は「もっふる」「唐辛子パウダー」でいただいてきました!

ワッフルメーカーで焼かれた、もちもちサクサクで甘味の強いつき餅は勿論最高!
それにかかる唐辛子パウダー…少なく見えますが、これがとにかく辛い!!普通の一味より辛味が強いんです!

ですが、ただ辛いだけではなく、もっふるとの相性抜群。
甘味のあるもっふるに少しかかった辛味と旨みの強い唐辛子パウダーが、食欲を増進してくれます。
『おおつるカフェ』カウンターでも販売されていますので、辛い物好きな方はご自宅でも使ってみてくださいね。

訪れた人の声

この日、日出町から『おおつるカフェ』を訪れていたご夫婦にお話を伺うと、「いつも道の駅おづる(竹田市直入町)に行く途中、おおつるカフェに寄っている。雰囲気も良いし、この辺りでゆっくりコーヒーが飲める場所はここしかないのでありがたい。」と仰っていました。

みなさんも、大津留地区の方々が楽しんで地域活性化のために活動している『おおつる交流センター』と、大津留産の美味しいものやお土産品が集まった『おおつるカフェ』に是非足を運んでみてください。

情報はこちら


場所 おおつる交流センター
住所 大分県由布市庄内町東大津留636
定休日 土曜日・日曜日・祝日
開館時間 09:00-16:00
大津留まちづくり協議会HP https://oturu.sakuraweb.com/
大津留まちづくり協議会Facebook https://www.facebook.com/otsuru.machikyo?locale=fi_FI
大津留まちづくり協議会Instagram https://www.instagram.com/oturu_yufu/
最新情報をチェックしよう!