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【RIRIMAMの樹】佐賀関の海沿いにできたアニマルシェルターにカフェや雑貨店が併設された場所

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今回は2024年4月28日にオープンした、迷子や飼育放棄などで行き場のない動物や不適切な飼育環境にある動物の保護と里親探しを行うアニマルシェルターと、カフェ・雑貨・ドライフラワーや観葉植物などを販売するお店を併設する『RIRIMAM(リリマム)の樹』をご紹介します。

『RIRIMAMの樹』へのアクセス

『RIRIMAMの樹』があるのは大分市志生木。
大分駅からおよそ50分、「道の駅さがのせき」を1.5kmほど過ぎた国道197号線沿いにその建物はあります。

『RIRIMAMの樹』は、以前あった「活魚料理処関の瀬」の建物を買い取りリノベーションして作られました。
1階にはドライフラワーや観葉植物を販売するお店とカフェが。
2階には猫たちを保護するシェルターと雑貨の販売スペースが備えられています。

『RIRIMAMの樹』について

『RIRIMAMの樹』がオープンしたのは2024年4月28日。
名前の由来は、以前代表の木田理沙さんが営んでいたという雑貨店「RIRIMAM」から。お店の再開を心待ちにしていた方たちにも届くよう『RIRIMAMの樹』として新たなスタートを切りました。
(左から宮下みどりさん、代表・木田理沙さん、阿部勇樹さん、首藤桃奈さん)

代表の理沙さんは以前より、ペットショップなどで販売される子犬たちを産むために飼育されていた元繁殖犬を自宅で保護したり、捨てられた猫たちを助け譲渡先を探したりと、個人で、また時には他の愛護団体とともに活動を続けてきました。
そんな中この『RIRIMAMの樹』は、「保護犬・保護猫を安心できる環境で預かり私たちの手で大切に愛で、譲渡という方法で幸せな未来へ繋げてゆくこと」、「そしていつか殺処分される犬や猫をゼロにすること」を目標に、保護した犬猫とその子たちの為に頑張る人たち、それを支援する全員が幸せになれる場所にしようという思いで作られました。

リノベーションは、代表の理沙さんの思いに賛同する人たちが全面協力。
電気もガスもない状態で、片付けから改装・家具の製作まで全てボランティアや地域住民の手で行いました。
建物全体の内装を可愛く手掛けたのは、”保護シェルター”という言葉に付きまとう冷たく殺伐としたイメージを払拭したかったから。
そして保護活動に対する敷居を低くし、多くの人にこの場所を知ってもらうきっかけにしたいという思いでカフェや雑貨店を併設することにしたそうです。

理沙さんの友人で、この場所の実現を以前からよく話していたというスタッフの宮下みどりさんは、「自分から見て弱い立場や逆境に置かれているものに対して言われる言葉が”可哀想”という言葉だと思う。保護された動物たちにはこの場所で幸せに暮らしてもらい、ここに来た方たちには”幸せそうなこの子を、うちでもっと幸せにしたい”、”この子がいると、私も今以上に幸せになれそうだ”と思ってほしい。」と話します。

保護猫シェルター

『RIRIMAMの樹』の海側に面した入り口から階段を登ると、保護された猫たちの暮らす居住スペースがあります。

海の見える部屋、清潔で可愛らしいケージの中にはこれまた可愛らしい猫さんが。

案内してくれたのは代表・理沙さんの人柄と思いに惹かれここで働く首藤桃奈さん。
実は理沙さんのご子息とは幼馴染で、高校生の頃はマネージャーと選手として一緒に甲子園の土を踏んだことも。
朝昼晩のお世話は理沙さんを始めここで働く皆さんがしていると言うことで、ケージを開けると早速桃奈さんにスリスリ。

羨ましい〜と思いつつ眺めていると、私にまでスリスリしてくれるではありませんか!
桃奈さんに理由を聞くと、「保護猫は抱っこできるようになれば譲渡できる可能性が高くなります。ここにいる子たちは、私たちだけではなく見に来てくださった人たちも怖がらないように愛情込めてお世話しているんです。」と教えてくれました。

保護猫は、過酷な環境で生きてきた子ばかり。
『RIRIMAMの樹』で保護された当初は、生まれ持った性格や環境の変化に怯え、威嚇されることも多いのだそう。
ですが猫たちが段々とリラックスし、心を許してくれる様子を見ているとお世話するのが全く苦にならないとスタッフの皆さんは口を揃えて言います。

どの子のケージにも、桃奈さんが愛情込めて書いた名前と紹介文が。

こちらは、カフェのスタッフに声を掛ければ自由に覗くことができるのだそう。
里親になりたいという気持ちを抱いだ方も、その場で『RIRIMAMの樹』の代表またはスタッフとお話しできるということです。

雑貨販売スペース

保護猫さんたちのいる場所の隣には、雑貨の販売スペースも。
猫の保護・譲渡を行っている『RIRIMAMの樹』ですが、勿論その活動自体に金銭のやり取りは発生しません。
そのため猫たちのフード代や医療費、また保護活動を行うためにかかる費用は、同じ建物内にあるカフェやこちらの雑貨ショップの売り上げなどで切り盛りしています。

犬・猫のハンドメイド服やグッズ、アクセサリーは、お土産やプレゼントにもぴったりですね。

ドライフラワーや観葉植物の販売を行う「sketchgarden_」

『RIRIMAMの樹』の海側に面した入り口の1階は「sketchgarden_(スケッチガーデン)」と言うドライフラワーや観葉植物の販売を行うお店です。
以前は大分市須賀で営業していましたが、『RIRIMAMの樹』のオープンに合わせ移転しました。

覗いてみると、代表の理沙さんが先生とともに暖かく柔らかい音色が特徴的な楽器“ライアー”の練習をしていました。

実は2024年5月26日(日)14:00から『RIRIMAMの樹』2階で「小さないのちの音楽会」を開催するのだそう。
音楽会はドネーション制で、頂いた気持ちは保護活動に使用すると言うこと。
8人のライアー奏者が奏でる美しく優しい音色を聴きつつ、保護活動の支援もできる機会を是非お見逃しなく。

「sketchgarden_」のInstagramはこちら↓
https://www.instagram.com/sketchgarden_/

カフェとメニュー

カフェの入り口は1階のこちら。ペットの同伴もOKだそうです。

わんぱくすぎる!?「大きなお皿のワンプレート」

おすすめのメニューは「大きなお皿のワンプレート(1500円)」
なんでも注文したお客さんから、『わんぱくプレート』と呼ばれているのだとか…。
気になるので私もお願いしてみました!

カフェの料理長・阿部勇樹さんは、元板前さん。
『RIRIMAMの樹』改装中、木材の提供とリノベーションを行ったことがきっかけとなりここで働くことになったそう。
料理の腕前は勿論、大工仕事もお手のもの。カフェのおしゃれなテーブルや壁などは、阿部さんの作ったものも多くあります。

さて、注文した「大きなお皿のワンプレート」ですが…想像以上に大きい!!
お皿を合わせて3kg弱もありました。代表の理沙さんと宮下さんにお皿を持っていただきましたが、この大きさわかりますか?

日によって、または時間帯によってもシェフの気まぐれで内容が変わるという「大きなお皿のワンプレート」。
私が頂いた際の内容は、とり天、和風ハンバーグ、しょうが焼き、鰤の粗煮、ポテトサラダ、ピクルス、サラダ、十八穀ご飯。
そしてこれまたその時々で内容が違うというスープが付いています。

サラダには3種の葉物とパプリカやレンコン、そら豆など13種類以上の野菜が使われており、ドレッシングも手作り。

メインになるものがこれでもかと詰め込まれた豪華な内容…これはお客さんの言う通り、『わんぱく』です。

こんなに食べられるかしらと心配していたのも束の間、こんなに種類豊富なのに一品一品重なる味がなく箸が止まらない!
スープも優しく体に染みる味で、美味しいんです。
もし全部食べきれなくても、店員さんに頼めば持ち帰り用の容器をくれるので安心です。

ドリンクメニューはテイクアウトもできます。
オシャレな容器に入れてくれるので、これを持って海へ向かうのもいいですね。

『RIRIMAMの樹』カフェのInstagramはこちら↓
https://www.instagram.com/ririmamnoki/

代表の理沙さんは、「今はまだ小さなRIRIMAMの”樹”ですが、幸せな未来を掴む保護猫・保護犬が増え、やがて”森”になるように活動を成長させていきたい。」と言います。
佐賀関にできた優しい思いの溢れる『RIRIMAMの樹』。
皆さんもここで可愛い保護猫さんたちを見て、美味しいランチプレートに舌鼓を打ち、雑貨や植物などお買い物を楽しんで活動の支援を行なってみてはいかがでしょうか。

情報はこちら

店名 RIRIMAMの樹
住所 大分県大分市志生木2319-1
定休日 無し ※営業時間の変更や臨時休業など詳しくはInstagramをご確認ください。
営業時間 月曜日から金曜日10:00~16:00 / 土曜日・日曜日・祝日11:00~17:00
Instagram https://www.instagram.com/ririmam.risa.k/
https://www.instagram.com/ririmamnoki/
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