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【或る焙煎所】最先端の珈琲焙煎機を導入した大分市長浜町のコーヒースタンド

世界初のコーヒーハウスは1554年にトルコで生まれたと言われています。
それから470年経った今、豆の味、産地、品種の変化に加え、抽出器具や焙煎機も進化し、珈琲店は高いクオリティと、個性あふれるコーヒーで私たちを楽しませてくれています。
そんな珈琲店の中から今回は、2024年8月1日にオープンした最先端の珈琲焙煎機を導入する大分市長浜町のコーヒースタンド『或る焙煎所』をご紹介します。

場所

『或る焙煎所』が店を構えるのは大分市長浜町の「ローソン マルショク長浜店」やフラワーショップ「野田麗花園Ⅱ号館」向かいです。

↓長濵神社 / 国道197号 昭和通り方面

↓国道10号 産業通り方面

専用駐車場はありませんので、お車の方は近くのコインパーキングをご利用ください。

或る焙煎所について

『或る焙煎所』は、大分市長浜町に本社を置く「株式会社ARU(アル)」が運営しています。
就労継続支援B型事業やコンサルティング事業、児童発達支援事業を行う「株式会社ARU」の代表の薄田(すすきだ)氏は、無類の珈琲好きで、いつか美味しい自家焙煎コーヒーを提供する店を出したいという夢を持っていたそうです。

株式会社ARU HP

そんな代表自ら豆や焙煎機などにこだわりオープンさせた『或る焙煎所』は、適切な支援があることで雇用契約に基づく就労が可能な方々をサポートする「就労継続支援A型事業所」としての役割も持っており、今回お話を伺った「株式会社ARU」社員の赤木さん(写真:左)と野田さん(写真:右)も、入所型または通所型の施設で障がいを持つ方の日常生活上の支援や身体機能・生活能力の向上に向けた支援などを図る「生活支援員」を兼任しています。

店内

シンプルでおしゃれな『或る焙煎所』の扉に手をかけると、ふわりと濃いコーヒーの香りが。

焙煎された豆の香りが漂う店内のシックなカウンター下には、洗練されたパッケージの自家焙煎珈琲豆が並びます。

ハイテクノロジーな最新鋭の焙煎機

店頭に立つ野田さんに「豆の焙煎は奥でしているんですか?」と伺うと、「ここでしています。」との回答が。
なんと、おしゃれなオブジェだな〜…と思っていたカウンター後ろのこちらの機械が焙煎機だったのです。

赤木さんが、特別に焙煎の様子を見せてくださいました!
まず、裏の工房にて手作業で丁寧ピッキングされた生豆を生豆投入口にセットします。

京都で製造されたハイテクノロジーなこちらの焙煎機。
習熟するまでに最低8年と言われる高度な焙煎技術100種類の焙煎方法がプログラムされており、豆にあったものを選択すると、最高の味や香りを引き出し仕上げてくれます。

焙煎が始まると、サイクロン方式で取り除いた生豆表面の皮がチャフボトルへ吸引されていく様子を見ることができます。

また、焙煎具合が一目でわかるロースティンググラスは、カウンター越しにも生豆の変化を目で追いながらコーヒーの香りを楽しむことができ、珈琲好きにはたまらない仕様となっています。

焙煎を終えると、ご覧の通り。
ふっくらと美しく芳醇な香りをまとった自家焙煎コーヒー豆の完成です!

メニュー

焙煎したての新鮮なコーヒー豆を使ったメニューには、「或るブレンドコーヒー(500円)」を始め、「スペシャルティコーヒー(550円)」や、冷たいソフトクリームにエスプレッソをかけた期間限定の「アフォガード(600円)」などが並びます。
※「アフォガード」のエスプレッソは、チョコレートソースやキャラメルソースに変更できます。

特に「スペシャルティコーヒー」は、紅茶のような香りが特徴の「エチオピア」花のような華やかな香りの「ブルンジ」ひとつの農場で生産された豆だけを使った「エルサルバドル」インドネシアで栽培される希少なコーヒー豆を使った「インドネシア」の4種類の豆から自分好みのものを選ぶことができます。

店を代表する味「或るブレンドコーヒー」

私は今回、『或る焙煎所』を代表する「或るブレンドコーヒー ICE(500円)」をいただいてきました!
「或るブレンドコーヒー」は、ブラジル、タンザニア、ホンジュラスで生産された3種類の豆をブレンドし、深煎りに焙煎して仕上げています。

コーヒーは注文してから豆を挽き、一杯づつ入れてくれます。

氷の上に直接ドリップされるコーヒーは、見た目も涼しげでいつまでも眺めていたくなります。

今回お話を伺った赤木さんも野田さんも、大分市内の有名コーヒーショップなどで1ヶ月以上働き、経験を積んできたのだそう。
コーヒーを楽しむのは勿論、淹れてもらっている間にフットサルクラブ「LEONE(レオーネ)」 で監督兼選手を務める赤木さんや、社会人テニスに励む野田さんたちスタッフの皆さんと近い距離でお話しできるのも『或る焙煎所』の醍醐味です。

 

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『或る焙煎所』はテイクアウトが基本となっていますが、カウンター横のバーや外のベンチでもメニューをゆっくり味わうことができるようになっています。

ということで、私も店内で「或るブレンドコーヒー ICE」をいただきます!

氷の上で直接冷やされたコーヒーは、濃さをしっかり残したままのガツンとした味わいを口内に届けてくれるとともに、余韻を感じさせるフルーティーで華やかな香りが精神的な充足感を与えてくれます。

アイスコーヒーを注文した男性にもお話を伺うと、「コーヒーが元々好きで、職場の近くにコーヒースタンドができて有難い。いつも香りと苦味の美味しいアイスコーヒーを頼んでいます。」と話してくれました。

皆さんも、コーヒーの香りに満たされた店内でゆったりと「或るブレンドコーヒー」を楽しんでみてくださいね。

豆の購入

『或る焙煎所』では、冒頭で話した通り自家焙煎したコーヒー豆を購入することもできます。
現在、購入できる豆の種類は6種類

何を選べば良いか迷っている方へのおすすめは、紅茶のような香りを楽しめる「エチオピア(100g1200円/200g2400円)」と、酸味・苦味のバランスが良い「インドネシア(100g1000円/200g2000円)」

その他にドリップバッグもありますが、これらの袋詰めや生豆のピッキングは、全てA型事業所として勤務される方々が店舗奥で行っています。

最新鋭の焙煎機を導入し、質の高く美味しいコーヒーを長浜町から届ける『或る焙煎所』。
今後はドリンクメニューを増やし、より多くのお客さんに更に美味しいコーヒーを届けられるように頑張りたいということです。
皆さんも素敵な空間と美味しいコーヒーを味わいに、是非お店へ足を運んでみてください。

情報はこちら


店名 或る焙煎所
住所 大分県大分市長浜町1丁目7-6 塩九升ビル 1F
定休日 日曜日 ※土曜日の不定休あり
営業時間 平日 10:00-16:00
土曜・祝日 10:00-12:00
※Instagramで営業日を確認の上ご来店ください。
Instagram https://www.instagram.com/aru_coffee_roaster/
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