別府鉄輪にあらたな観光施設「別府鉄輪 地獄温泉ミュージアム」が、2022年12月1日にオープンします。
鉄輪といえば、地獄めぐり。
この施設は、鉄輪の地獄がどのようにできたのか、そして現在に至るまでの歴史を知ることのできる施設です。
今回はオープンに先駆けて、一足早く館内を巡ってきました。
どんな施設なのか、レポートしたいと思います。
場所
地獄温泉ミュージアムがあるのは、鉄輪のみゆき坂。
モクモクと湯けむりが立ち込める一帯です。
昔、「金龍地獄」という地獄があった場所にあたり、近くには鬼山地獄や白池地獄などがあります。
専用駐車場はありませんが、近隣の各地獄の駐車場を利用可能だそうです。
館内
地獄ミュージアムは、「温泉が、もっと愛おしくなる。」をテーマに掲げた、温泉を軸とするアカデミック・エンターテイメント施設。
館内は4つのエリアに分かれていて、順番に巡ることで鉄輪温泉の歴史と文化に触れることができます。
まず館内に入ると、天井から吊るされた大きな竹細工が目に付きます。
発券機で入場券を購入して、いざミュージアムへ。
カフェのみの利用の方は、入場券は必要ありません。
入場料金はこちら↓
一般料金
大人(高校生以上) 小人(中学生・小学生) |
1500円 1000円 |
団体料金(15名以上)
大人(高校生以上) 小人(中学生・小学生) |
1050円 700円 |
障がい者割引(個人)
大人(高校生以上) 小人(中学生・小学生) |
900円 600円 |
障がい者割引(団体)
大人(高校生以上) 小人(中学生・小学生) |
700円 400円 |
べっぷ地獄めぐり共通観覧券購入者割引
大人(高校生以上) 小人(中学生・小学生) |
1050円 700円 |
3か所入場セット券(地獄温泉ニュージアム、海地獄、坊主地獄)
大人(高校生以上) 小人(中学生・小学生) |
1840円 1120円 |
SCENE1 空からの贈りもの
部屋の中には床面プロジェクョンマッピングがあり、それを囲むように丸いクッションが置かれています。
クッションに座って、床面のプロジェクションマッピング映像を見ながら、温泉がどのようにしてできるかを学んでいきます。
別府の町に雨水が降り注ぎ、地面を通って地下深くまでたどり着き、温泉水ができる。
その間50年。
雨水が温泉になるまでの旅の始まりを体験します。
SCENE2 50年もの地中の旅
床面プロジェクションマッピングの次は、真っ赤な部屋へ。
真っ赤なカーテンで複雑に仕切られてたこの部屋では、雨水が様々な温泉成分と融合し50年の歳月をかけて貴重な温泉水になっていく様子を体験します。
迷路のような道を進みながら、各箇所に設置されたスタンプ台でポストカードに湯けむりスタンプを押していきます。
カラフルな湯けむりスタンプでオリジナルのポストカードの出来上がり。
赤い部屋を抜けると次は全面鏡張りのお部屋へ。
まるで温泉の中に溶け込んだかのよう。
SCENE3 人や文化との出会い
次はまるで浴場の中のようなシアターへ。
ここでは、鉄輪で暮らす人々の地獄の活用と、鉄輪における地獄の文化がどう発展したのかを知ることができます。
SCENE4 今、そして未来へ
ここでは、地獄文化の発展や新たな取組を紹介するエリア。
数ヶ月ごとに展示内容が変わるそうです。
オープニングを飾るのは、服飾デザイナー・廣川玉枝さんによる『祭』の展示です。
カフェ
入館料なしで利用できるカフェ「50CAFE」が併設されています。
こちらのカフェでは、パティシエ 江森宏之さんのスイーツやアイスクリームなどが販売されるとのこと。
また、地獄蒸しで旨みを閉じ込めた「地獄温泉ヒナタドッグ」は、別府市小倉の「ヒナタキッチン」(現在休業中)が監修しているとのことで、こちらも気になります。
お土産にピッタリな雑貨の販売もありました。
別府を訪れた記念になりますね。
中庭では地獄の蒸気がモクモクとあがっています。
まさに鉄輪ならではの景色です。
今回は地獄温泉ミュージアムをご紹介しました。
大分県民だからこそ知っておきたい、温泉が生まれるしくみとその歴史。
50年の歳月をかけた温泉の旅を、ぜひ体験してみてください。
情報はこちら
施設名 | 別府鉄輪 地獄温泉ミュージアム |
住所 | 〒874-0045 大分県別府市鉄輪321−1 |
定休日 | 不定休(年間4日程度) |
営業時間 | 9:00~18:00(最終入場は17:30) |
電話番号 | 0977-84-7858 |
HP | https://jigoku-museum.com/ |
https://www.instagram.com/jigoku_museum/ |